生きた化石.com

生きた化石.comは太古の世界からやってきた生きている化石たちを解説しているサイトです。

生きている化石たちをやさしく解説しています。古代の世界に生息していた姿そのままの、生きた化石に秘められた夢とロマンをお伝えします。

生きた化石について

生きた化石は太古に暮らしていたときの姿そのままに、いまなお生き続けている生き物たちです。学術的には生きた化石という用語は用いられませんが、学術用語である依存種のうち、系統的依存種が生きた化石に相当します。

微生物や昆虫の中には古代から姿を変えていない生物がたくさんいますが、数ある生きた化石の中から、特筆すべき種類をピックアップしてご紹介していきたいと思います。

先カンブリア時代からの生きた化石

5億7千万年前から始まるカンブリア期よりも、さらに古い時代から生物は活動していました。そんな先カンブリア時代から生き残ってきた生きた化石たちです。

らん藻(ストロマトライト)

今から25億年も昔、地球を酸素に溢れた世界に変えた生き物がいます。それがらん藻です。

らん藻は植物のいない時代よりストロマトライトと呼ばれる岩を作りながら、数十億年をかけて大気に酸素を送り続けてきたのです。

ストロマトライトは現在もオーストラリアのハメリンプールで酸素を作り続けています。

クラゲ

先カンブリア時代には動物か植物かも定かではない、エディアカラ生物群と呼ばれる生き物たちがいました。

エディアカラ生物群は先カンブリア時代の終わりに起きた大絶滅で滅びてしまいましたが、その間際に出現したと言われるクラゲは、そんな地球の激動を乗り越えてきた動物です。

クラゲのように、捕食者から逃げることも、獲物を追いかけることもできない、ただ漂うだけの生き物が、どうして何億年も繁栄することができたのか、そこに生物としての本当の強さとは何かという答えが隠されているのかもしれません。

カンブリア期からの生きた化石

先カンブリア時代が終わると古生代が始まりました。カンブリア期は古生代が始まってすぐの時代です。カンブリア期は生命の大爆発と言われるほど、生き物の種類が爆発的に増えて、短い間に膨大な種類の生き物たちが進化してきました。

ウミユリ

ウミユリは長い茎の先にユリのような形の触手を広げて獲物を待ちかまえる海の動物です。

イソギンチャクと同じような雰囲気がありますが、ウミユリはイソギンチャクの仲間ではなく、ヒトデやナマコと同じ棘皮動物の仲間です。

ウミユリは今も深海を中心に生き続ける生きた化石です。わずかですが、海の浅いところに生息していることもあります。

深海は環境の変化がとても少ないため、深海に適応した古生物は、しばしば生きた化石として現在まで生き延びています。

シャミセンガイ

カンブリア期には腕足動物という生き物が世界中の海で大繁栄していました。シャミセンガイはその腕足動物の生き残りとして、とても重要な生きた化石です。

腕足動物というのは二枚の殻を持っている動物で、その貝殻はアサリやシジミのような二枚貝にそっくりです。

でも腕足動物は二枚貝のような軟体動物とは全く別の生き物です。腕足動物の多くは絶滅してしまいましたが、シャミセンガイの他にもいくつかの腕足動物が、今も生きた化石として海底で静かに暮らしています。

つづく。

とっておきの生きた化石